葬儀を行う際には、事前に基礎知識を身に着けておく必要があります。特に喪主になった場合には、準備でバタバタする事が多いので、しっかりと準備をしておくようにしましょう。あまり参列者を呼ばずに、家族や親族だけで小さく葬儀を行う場合には、セレモニーホールなどを使わずに、家族葬を行うという考えもあります。
その場合には、亡くなった日とその翌日は身内だけお通夜を行います。そして、翌々日に身内で葬儀を執り行い、火葬をします。そして、場合によっては少し時間を空けてから、お別れ会を行うようにします。翌々日は、葬儀だけでなく、告別式をするという組み方もありますので、事前に良く家族と相談をして、どのように家族葬を行うか話し合っておくと良いでしょう。
家族葬は、たくさん人を呼ばない分、準備がしやすいというメリットがあります。慌てて行う必要がありませんので、家族と協力をしてきちんと準備を行いましょう。
葬儀に関するマナーでは、お通夜に参列する時の服装は喪服でなく地味な平服でOKとされています。これは、お通夜の弔問は訃報を受け取ってすぐに駆け付けるものという意味合いによります。しかし、最近では火葬場の予約などの関係からお通夜が行われるまでにある程度の時間があることも多いため多くの方は喪服で参列しています。
とは言っても、訃報は突然に届くものですからお通夜に参列する時の服装のマナーについて基礎知識として持っていると安心です。勤め先で訃報を受け取り、そのまま会場に向かうケースでは、男性の場合はスーツのままネクタイを黒に替えるだけでOkですが、ネクタイピンは光るものにあたりますから外します。
女性は基本的に制服のままで大丈夫ですが、制服に明るいカラーが入っていたら地味なジャケットやカーディガンを羽織るなど工夫するとよいでしょう。黒のストッキングを常備しているとより安心です。